本日、11月19日（土）は、栃木県真岡市のある地区において一足早く成人式が行われます。成人式を迎えるお嬢様のヘアーメイク・着付けを行いますので早朝出勤でこのブログを書いております。

　成人式を中心として商いが成り立っているからという訳ではないですが、予定通りに成人式がおこなえる事に感謝をしております。思えば令和3年の成人式ほどマスコミを含め世の中の世論に翻弄されたことはありませんでした。

　栃木県宇都宮市では、例年GW明けに成人式の時間と場所を広報にて発表いたします。宇都宮市以外の市町村は宇都宮市に習っていることが多いいようですが、成人式の発表は秋口ぐらいになります。

　令和２年の夏のお盆明けぐらいから一時期落ち着いていたコロナの人数も右肩上がりの傾向になり、秋が深まり気温が下がるごとに急に増え始め、殺伐とした日々を過ごしておりました。

　私達も成人式の準備は粛々と行い、また、成人式を取り仕切る宇都宮市役所の生涯学習課と連絡を密に取りどんな時にでも対応出来るような体制は整えておりました。そのような状況のなかで、栃木県では一番に栃木市が成人式の延期を発表し、いくつか追随する市町村も出てきましたが、その都度、宇都宮市の生涯学習課の担当の方と話をするも、予定通りに行うとしか答えが返ってきませんでしたので、安心して成人式の準備をするだけに集中しておりました。

　そして、今でも覚えておりますが、12月30日から当店も市役所もお正月休みに入り、自分自身もコロナにかからないように自宅で家族と一緒に穏やかに過ごそう。正月休みが終われば成人式まで、一週間もないのでこのまま予定通り成人式が行われるだろうと思っていました。

　29日の夜は家飲みで気持ち良く眠り、翌30日の昼ぐらいに部下からラインで“宇都宮市が成人式の延期を発表したと流れてくるではないですか。一瞬で頭の中が真っ白。ホームページを確認して直ぐに市役所に電話をするも正月休みのアナウンスのみ。今までの市役所の生涯学習課の担当との話はなんだったのかと腹立たしく思いましたが、後の祭、今後の対応を考えるだけの正月休みでした。

　案の定、2日の初売りで振袖をレンタルするお客様の相手もできないくらいに、成人式の延期に関する電話の問い合わせが一日中ひっきりなしに掛かってきました。市役所の正式な発表がない中でのお客様とのやり取りは難しかった記憶しかありません。

　しかしながら、てんやわんやの中、当初の1月8日の成人式の日を迎えると、市貝町・益子町・茂木町など予定通り成人式を行う自治体と、成人式は延期になったけど家族だけで成人式を祝おう、仲の良い友達グループで集まろうというお嬢様も多く50組ぐらいのお客様を送り出しました。

　各自治体も成人式の延期の日程を発表して混乱も収束してきましたが、11月の土・日に成人式を行う自治体が多く、遠方にお住まいのお嬢様ほど移動の制限があり出席出来ないのは残念で仕方ありませんでした。

　今年も秋が深まるにつれて気温も下がり、コロナにかかる人数も日増しに増えてきましたが、あと1ヶ月後に迫った成人式が無事に行われる事を切に願っております。

　来年の成人式ですがまだ間に合いますか？と飛び込みで来店されるお客様がいらしゃいます。我々スッタフも時間の制限がある中でできうる努力は致しますので、一生に一度の成人式を楽しんでいただけたら幸いです。